金融システムの善悪

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昨日は金融や投資について、個人講座みたいなのをやってみた。
一番喜んでもらえたのは、「金融システムの善悪」について話した部分かな。

たとえば、サブプライムローン
もはや良いイメージを持っている人なんかいないけど…。
当初は低所得者層のマイホームの夢を叶える、素晴らしいものだったはず。

お金が余ってるところから、足りないところへ流す仲介をして経済を活性化。
金融本来の役割を果たして、人の幸せに貢献していたんだよね。
でも…

節度を考えないシステムは、やがて暴走するか、形骸化してしまうもの。

サブプライムローンの場合は、「これは儲かりそう」と目をつけた
投資家と金融機関が資金規模を拡大しすぎちゃって、
本来対象とならない人にまで融資が広がり、やがて破綻。。。

本来は善いものであっても、どこかで行きすぎて悪に変わってしまう。
ちょうどいいところで、歯止めをかけることはできないのか?
残念ながら、それは無理。

  • 古代ローマの詩人ホラティウスが「黄金の中庸
  • 古代中国の老子が「足るを知る

を説いたように、古代からちょうどいいところで、止まれないのが私たち。
この先もきっと同じ事を繰り返す。世代が変わると忘れちゃうしね。

一般の人にとって、金融のイメージは良くないだろうけど、
金融は「悪」一色ではなく、「善悪」がくるくる回っているもの。
まぁ金融だけに言えることじゃなくて、なんでも善悪くるくるだけど。

きっと今は「善」のマイクロファイナンスだって、そろそろ…

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