日本最古の庭池のある大覚寺

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「日本最古の庭池」ってフレーズにひかれて訪れてみた。
なにやらおもしろい物体が池の畔に浮かんでる。

これ「観月台」ってお月見のためのもので、
さっき調べたら、ここは日本三大名月観賞池らしい。
(残りの2つは、猿沢池@奈良、石山寺@滋賀だとか)

松尾芭蕉もここで一句。

名月や 池をめぐりて 夜もすがら

私もここで月を見てみたいな。
でも、この場に立ってみると、月を見上げていたのではなく、
池の水面にうつった月を見ていたんじゃないかな、ってふと思う。

風景であれば、間接的に見た方が、味わい深いのかもしれないが…
世の中を飛び交う情報を、間接的にしか受け止められないのは、めんどう。
どんな情報もそれぞれの心の鏡を通さないと見えないから。
鏡に反射する過程で、真実とは異なるものになっているかもしれない。
カエサルが言うように「人は自分の見たい現実しか見ない」ものだから。

過去を分析して、モデルに当てはめ、もっともらしい未来を提示する。
結局、どこまで盲目的に自分を信じることができるかが、すべてなんだろうな。
なんてモヤモヤしながら、池の周りをお散歩したのだった。

そうそう、ここの池のはしっこに、藤原公任が詠んだ

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 
名こそ流れて なほ聞こえけれ

の滝の跡もあって、なんか得した気分。
やっぱり事前に調べたりせず、何も考えずに突撃してみた方がおもしろい♪

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