恋と人生の心変わりについて

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目的を遠くへ置き、現在を不確実な未来の手段にしたくない。

その時々、興味をひかれた目の前のものを精一杯楽しむ♪

こんな考え方のせいなのか、2、3年ごとに「転身」を繰り返す。

まったく人の心はうつろいやすいものだ。

  • 桜花 とく散りぬとも おもほへず 人の心ぞ 風も吹きあへず
  • 色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける

色あせ散りゆく花よりも、うつろいやすい恋心

古今集を代表する歌人、紀貫之と小野小町の和歌。

「恋」を詠った和歌が多いのは「恋が人生の縮図」だからかも。

望んでいたものを手にすると、喜びはしだいに色あせていく。

そして失わないかぎり、かつての輝きを取り戻すことはない。

手が届きそうで届かなかった願いの方が輝いて見えたりもする。

変わらぬ愛とは一種の絶え間のない心変わりである。つまりわれわれの心が、愛する人の持っているすべての美点に、ある時はここが好き、ある時はあそこが好きというふうに、次々に惚れこんでゆくのである。」(ラ・ロシュフコー「箴言集」175)

こんな愛のかたちがあるのだから、人生全般にも言えるはず。

先日マスコミの方に「記事で紹介する際の肩書きは?」と問われ、

特にないからふさわしいの考えてよー」とパスしちゃう・・・

そんなテキトー人生の私にも落ち着く日が来るのかな(苦笑)

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