美味学の永遠の基礎-ブリア・サヴァラン「美味礼讃」

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サヴァラン…あれ?と思った方はお菓子好きの人だね。

あのフランス菓子はナポレオン前後の法律家の名を取ったもの。

食通だった彼が人生の集大成として書き残したのが「美味礼讃」。

序文には「美味学の永遠の基礎」として20ヶ条が掲げられている。

気になるものを5つピックアップして紹介しよう。

  • 3. 国民の盛衰はその食べ方いかんによる。

日本は食糧自給率が低いのに、(←計算方法が恣意的で微妙)

訳が分からないほど大量に食べ残して捨てている。。。

※詳しい資料…農林水産省「食品ロスの削減に向けて」

食材を使い切る日本料理の美意識はどこへいったのだ!(涙)

  • 4. どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。
  • 7. 食卓の快楽はどんな年齢、身分、生国の者にも毎日ある。他のいろいろな快楽に伴うこともできるし、それらすべてがなくなっても最後まで残ってわれわれを慰めてくれる。
  • 8. 食卓こそは人がその初めから決して退屈しない唯一の場所である。

人は1日に3回も幸せになれるチャンスがあるんだよ♪

だから食事の時間を大切に。ファーストフードなんてもってのほか。

豊かな人生かどうかは、食事にかける時間の長さで分かるものさ。

  • 9. 新しいごちそうの発見は、人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。

ブログで経済、投資、哲学、歴史、文化などなどいろいろ書いても、

不朽の人気記事は「青山・表参道ランチメモ」だったりする。

これが世間が認める?一番の研究成果だからザヴァランは正しい(笑)

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