大津秀一氏の講演メモ

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2ヵ月前にお薦めの本として紹介した「死ぬときに後悔すること25
の著者、大津秀一氏の講演会に参加。(おとといテレビ出演していたらしい)
※主催者の清話会さんのご厚意で無料で受講させていただきました。感謝です。

古今和歌集に残された在原業平の和歌
 ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思わざりしを

昨年1年間で亡くなった人は1,142,407人。100人に1人は亡くなっている。
現代は病院があるから死を目の当たりにすることが少ないが、
在原業平が詠ったように、私たちが思っているよりも死は近くにあるもの。

では死ぬときに後悔しないためには、どうすればいいのか?
・後悔しないように生きること
・今死んだら後悔することを考えること
・自分のやらなければいけないことリストの作成
とごく当たり前のことでしかない。

これに関連して、スティーブ・ショブズのあの有名な講演も紹介された。
"I’ve looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something."

最後に結局は人それぞれの心しだい、と和泉式部の和歌でシメ。
 暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ 山の端の月
※大津氏は「山の端の月」を自分自身の心と読む


人生は1度きりしかないし、いつかは終わりがきてしまうもの。
そう分かっているつもりでも、いつの間にか忘れてしまっている。
そんなダメ人間の自分を戒めるべく、「徒然草」を繰り返し繰り返し読む日々。

「無常の身に迫りぬることを心にひしとかけて、束の間も忘るまじきなり。」(49)
「寸陰惜しむ人なし。これよく知れるか、愚かなるか。」(108)

また最近は、仕事辞めてまで大学院へ進んでしまったことに、
ちょっとこれ、ものスゴイ地雷踏んじゃったんじゃない?って後悔もあり…。
このまま30歳前後で隠居した吉田兼好と同じ道を行くのは、まだちょっと(笑)
とりあえず、やらなきゃいけないこと、やりたいことの整理を今すぐはじめよう。


スティーブ・ジョブズ伝説の名講演(スタンフォード大学卒業式2005年6月)



スピーチの原稿はこちら


死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた 死ぬときに後悔すること25
―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

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