酒井雄哉「一日一生」

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著者は比叡山の「千日回峰行」って修行を2度も達成した(過去400年で3人)、
かなり凄いお坊さんなんだって。でも、そんな印象を全然受けない読みやすさ。
今「歎異抄」や「般若心経」を読んでいるけど、この本の方が全然いい。
読み終えると、なんだか優しい気持ちになれる、素晴らしい本だよ。

自分なりに腑に落ちると、人はついそこで考えるのをやめにしちゃう。でも、答えが分からないといつまでも考えるだろう。肝心なのは答えを得ることじゃなく、考え続けることなんだな。

すぐ分からなくていい。時間がかかってもいいから、自分が実践してみたことや体験したことの意味を、大切に考え続けてみるといい。「ああ、あれはそういうことかもしれない……」と思ったとき、自分の物になっているのに気づくだろう。

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